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※京都府感染症情報センターより
http://www.pref.kyoto.jp/idsc/index.html
■京都府での定点当りの報告数
<令和7年第22週>
令和7年5月26日~令和7年6月1日
感 染 症 名 |
定点当たりの報告数 |
京都府 |
前週比 |
|
インフルエンザ |
0.36 |
⇘ |
|
COVID-19 |
1.62 |
⇗ |
|
RSウイルス感染症 |
0.23 |
⇗ |
|
咽頭結膜熱 |
1.18 |
⇒ |
|
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
3.28 |
⇘ |
|
感染性胃腸炎 |
9.08 |
⇗ |
|
水痘 |
0.56 |
⇘ |
|
手足口病 |
0.08 |
⇘ |
|
伝染性紅斑 |
1.87 |
⇘ |
|
突発性発しん |
0.18 |
⇘ |
|
ヘルパンギーナ |
0.18 |
⇗ |
|
流行性耳下腺炎 |
0.13 |
⇗ |
|
急性出血性結膜炎 |
0.06 |
⇒ |
|
流行性角結膜炎 |
0.28 |
⇗ |

定点報告感染症は、伝染性紅斑の警報レベルが全国・京都府で今週も継続中です。京都府の保健所別でも乙訓と南丹では今週も警報レベルが続いています。咽頭結膜熱は山城北で警報レベルが続いているほか、乙訓・山城南・南丹でも新たに警報レベルになりました。また水痘は丹後で警報レベルに、山城南で注意報レベルになりました。
全数報告対象の疾患は2類の結核は5件、3類の腸管出血性大腸菌感染症・4類の日本紅斑熱・5類のアメーバ赤痢はそれぞれ1件、4類のレジオネラ症が2件、5類の侵襲性肺炎球菌感染症が4件、梅毒が3件、百日咳が36件報告されています。
先週は細菌性赤痢の報告がありましたが、今週はアメーバ赤痢や腸管出血性大腸菌感染症などの消化管感染症が報告されています。また、感染性胃腸炎が過去5年と比較し高い水準で推移しており、ロタウイルス感染性胃腸炎も第16週以降ほぼ毎週報告が続いています。
6月に入り高温多湿の気候が続きます。生肉、生魚、生野菜などを扱う際は食品や調理器具の衛生管理に十分注意しましょう。海外など衛生環境が悪い地域では飲み水や氷、カットフルーツなどにも注意しましょう。調理の際は食品の十分な加熱(85度1分間以上)に心がけましょう。調理や食事の前、トイレの後などにこまめで丁寧な手洗いをすることも大切です。なお、アメーバ赤痢は性行為による感染もあります。ロタウイルス感染性胃腸炎は上記感染症の中で唯一ワクチンが有効です。
くわえて日本紅斑熱もこの2週連続で報告がありました。重症熱性血小板減少症候群(SFTS)も今年に入ってすでに2件(第18、21週)報告があり、これらのダニ媒介感染症が府内ですでに計4件発生していることになります。例年よりも早いペースで感染者が出現しています。キャンプやハイキング、農作業など、野外で活動する際は注意して下さい。草むらなどに入るときは長袖、長ズボン、手袋、長靴を履くなど肌の露出を避けてください。ディートなどの有効成分を含む虫除け剤の使用も有効です。